3577 ほほえましくないニュース
今日、こんなニュース(一部伏せ字にしています)を見つけた。
FAX誤送信多過ぎ破門状はがきに戻す… ◯◯組
暴力団排除条例対策として、組員の追放を周知する「破門状」の送付手段をはがきからファクスに切り替えた◯◯組(△△市)が、最近、再びはがきに戻したことが捜査関係者への取材でわかった。
組を破門したときには、ちゃんと破門状を送付することになっていて、そういった文書を、封書ではなくはがきで送っていたとか、それをファックスに置き換えたといった事実を、初めて知った。
最近、暴力団に対する規制が厳しくなり、破門通知はがきの印刷もしにくくなったため、ファックス送付に置き換えたのに、そのファックスで、トラブルが多いために、はがきに戻したというのだが…
その理由が…
無関係の場所に送られたり、電話と一体型のファクスを使う組では、電話が使いにくかったりといった事態が起きたという。
ファックスを使いこなせていないという…
突然、入ってもいない暴力団の破門状が届けられたら、そりゃあ、ビックリするだろう。
ちなみに、かつて実家に住んでいたころ、なぜか塩の注文書のファックスが届いて、ビックリしたことがある。
話を戻す。
ふと、我が国のファックスの普及率って、どの程度なのだろう?と思って、調べてみると、業務用は98%程度、家庭用は60%弱だそうだ。
さすがにビジネスの世界での普及率はほぼ100%だけど、組事務所って業務用に含まれるのだろうか?
まぁ今回伝えられるように、電話と一体型のファクスを使っていたり、そもそもファックスが使い慣れてないところも多いとすれば、家庭用の実態に近いと思われる。
そうなると、普及率も、業務用より家庭用に近いと思われ、はがきをファックスに置き換えようとしたやり方は、そもそも間違っていたのではないだろうか?
ファクスより電子メールの方が、いい気がする。
例えば、破門状をPDFファイルに変換して、電子メールにを添付する方法ではダメなんだろうか?
でも、今度は、「PDFファイルの文書が開けない」とか、「迷惑メールに振り分けられてしまう」とかいうトラブルも出てきそうだ。
こうなると、破門状を送付する側に、“破門状問い合わせ窓口”でも作らないといけなくなるかも…
決して、ほほえましくないが、なんだか、妙に気になるニュースだった。