6985 わざとぶつかる人
こんな記事を見つけて、いろいろ思うところがあった。
「わざとぶつかる人」の理不尽、なぜ落ち度のない人にぶつかるのか
自分に落ち度があるとは思えない状況で、突然見ず知らずの他人からぶつかられた経験がある人は多いかもしれない。「わざとぶつかる人」による被害はなぜ増えているのか。
そういえば、自分も何度かこのような目に遭っている。
お互いに避ける前提で歩いていると、相手の方が一切進路を変えずに直進してくるため、慌ててぶつからないように避けることになる。
うまくかわせられればいいが、失敗すると当然相手にぶつかることになる。
ただ、こうした相手はぶつかることを前提にしているため、肩にかなり力を込めていることが多く、一瞬で気づくのが遅れると、文字通り痛い目に遭う。
ずいぶん前のこと、こんなことがあった。
新橋のあたりを歩いていたら、向こうから、ものすごい勢いで近づいてくる男に気がついた。
ただ気づいたのがもう衝突寸前だったことや、その瞬間何故でこっちが避けなきゃならないんだ!と思ってしまったために、こちらも思わず肩に力を込めて、そのまま突っ込んだことがある。
その結果、当然ながら、お互いの肩と肩が激しくぶつかって、やっぱり痛い目に遭ってしまった。
とにかく、いいことなんて何一つない、これこそもらい事故”だ。
どういう人を狙ってくるのだろう…と思ったものだが、記事ではこんなことが書かれていた。
「ぶつかっていく側が何より恐れるのは反撃です。そのため、非力な女性や子どもを狙いやすい心理はあるでしょう。また、人物像が想像しにくい私服の相手よりも、ある程度どんな人かイメージしやすい制服やスーツの人のほうが狙われやすい傾向があります」
あぁ、たしかに自分が体験したときも、スーツだった。
加えて最近の経験では、スマホを片手にして歩いてるときにも遭遇するんじゃないかという“仮説”を考えた。
記事で挙げられているように、ぶつかっていく側が恐れる反撃されない、格好のネタが“歩きスマホ”なんじゃないかと思う。
「ぶつかったのは自分が悪いんじゃない、歩きスマホお前が悪いんだ」という理屈だ。
スマホを見ながら歩くのは格好の攻撃のネタを提供してしまうことになる。
ターゲットにされるのは一瞬だから、避けるのはけっこう難しい。
注意しながら歩くとともに、できるだけターゲットにならないよう、よけいな“ネタ”を提供しないように、気をつけるしかないのかもしれない。