3523 王子あたりを歩く
今日の駅からハイキングは、 王子あたりを巡るもので、これまでも何度も来ているところだったが、実は行っていないところを中心に歩いてみることにした
博物館の裏には、国立印刷局の王子工場があって、古くからお札と切手を印刷してきた。
その関係で、この付近は製紙や印刷関係の会社が多い。
お札の偽造防止技術を紹介するコーナーが楽しい。
顕微鏡で拡大すると、とてつもなく小さな文字が見えてきたり、特殊な光を当てると絵が浮かび上がってきたり。
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目立つのでよく見掛けるけど、ほとんど行ったことがなかった「北とぴあ」。
駅からハイキングのチェックポイントということもあって、寄ることになった。
ここに来て、17階に展望台があったということに気付く。
天気が悪いけどちょっと寄ってみた。
展望台は見られる方向が限られているが、王子一番の名所?の飛鳥山が丸ごと見えるのはいい。
晴れていれば、東京スカイツリーもよく見えるはず。
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飛鳥山に上ってみる。
以前は徒歩しか“登山”の手段がなかったが、 「アスカルゴ」なるモノレールができて楽に上ることができる。
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以前から乗りたいと思っていたが、運行時間外だったり、運休中だったりで機会が無かった。
わずか2分の乗車時間ではあるけど、 ちょうど、あじさいが咲き始めて、車窓の風景も楽しむことができた。
たった2分だし大した距離でもないけど、これまた無料なのがいい。
大袈裟なエレベータのようなものかもしれないけど。
飛鳥山山頂には、碑があって、どの山にもよくある感じで、小石が積み上がっていた。
確かこのあたりに、展望レストランがあって、レストラン部分が回転し、付近を一望できるようになっていた。
もう20年近く前のことだから、知る人は少ないだろう。
当時デジカメがあったら、しっかりと記録していただろうに…。
飛鳥山には3つの博物館、紙の博物館、北区飛鳥山博物館、そして、渋沢史料館がある。
このうち、渋沢史料館だけ、一度も行ったことがなかった。
なかなか割引の機会に恵まれなかったからで、今回、ようやく駅からハイキングの協賛で、団体料金(240円)で見学できた。
日本の資本主義の父ともいわれる渋沢栄一の功績を紹介する史料館。
よく数百にも及ぶ会社の設立に関わったなぁ…と思う。訳が分からなくならないのだろうか? まぁこれは凡人だけの心配なのかもしれないけど。
となりの青淵文庫の建物も見学。渋沢栄一の所蔵する書を収蔵する予定だったものの、保管先で消失してしまったため、接客の場として使われたそうだ。
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その隣には、晩香盧という建物があり、内外の接客のために1917年(大正6年)に建てられたという。 青淵文庫も晩香盧も、規模は小さいけど、凝った意匠は見応えがあって、もらったパンフレットにあるように「心がときめいた」
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雨だからこそふだんとは違った雰囲気というのはあるのだけど、いかんせん霧のようなまとわりつく雨は、歩きにくい。
本当は、飛鳥山であじさいを観賞しようと思ったのだけど、止めにした。
都電で東池袋まで行けば安上がり…と、久しぶりに都電に乗って、池袋で買い物をして帰った。
大した距離を歩いていないのに、くたびれてしまった。