3348 大崎から大井町あたりを歩く

街歩き

かなり久しぶりの、駅からハイキングに参加。

出発は大崎駅。

ふだんほとんど来ないから、いまいち建物の位置関係がわからない。

このあたり想像以上に起伏があったが、再開発された街は、そんな起伏をうまく利用しているようだった。

ちょっと裏手に回ると、かなり歴史を感じさせる蔵があった。

川越の蔵造りを思わせるが、川越のは外壁が漆喰であるのに対し、こちらは石でできていた。

ちょっと独特なたたずまいだったので、気になったが、特に説明などはなかった。

東海道新幹線の高架橋が見えてきた。

のその右手に、今日最初の見学ポイントである、「トット文化館」に到着。

大ベストセラー「窓際のトットちゃん」の著作権を寄附して設立されたトット基金をもとに作られたそうだ。

ちょうど、日本ろう者劇団による、舞台の稽古が行われていた。

東海道新幹線の高架橋に沿って歩く。

土台のコンクリート壁には、1964年4月の文字が。

高架下は、横須賀線、湘南新宿ラインの列車も行き来しているものの、圧倒的に新幹線の方が本数が多い。スピードは落としているが、場所によってはけっこう響く。

このあたりは、小さな子供たちにしてみたら、興味津々のところかもしれない。

子供に「あぶない」と叱る、0系新幹線の表情が、険しい。

わざわざ、「しんかんせん」と出演者名を書いてるようにしてるのは、新幹線に言わせている雰囲気を出そうとしてるのかな?

あたりは住宅街。

営業種品

ハガキ、チラシ、フート…

フート?

封筒?

日本で最初の私立音楽学校が由来の、日本音楽高校へ。

運動会をやっていた。高校なのに「うんどうかい」と書かれていたので、何だろうと思ったら、幼稚園と保育園が併設されてるようだ。

門に、綺麗な蝶が止まっていた。ベートーベンの像が2体も。ベートーベン好き?

校舎の向かいに、100年近く前に建てられたという、古い建物をがあって、内部を見学させてもらう。日本音楽高等学校の一号館として、現在も使われているこの建物は、もともと、味の素のうまみ成分であるグルタミン酸を発見した池田菊苗の私邸だったという。

運動会の歓声を背に、コースを歩く。

踏切から、鉄道ファンならおなじみ?旧蛇窪信号場が見えた。

頭上を東海道新幹線。その下の高架橋には、東急大井町線。線路の直進方向は、横須賀線の品川・東京方面。右に分かれていくのは、湘南新宿ラインが通る、渋谷新宿池袋方面。

ここは、横須賀線と湘南新宿ラインが平面交差しているために、運転上のボトルネックになっている。

この解消のために短絡線を作る計画があるが、地元の反対もあって計画は進んでいないようだ。

東急大井町線の下神明駅を過ぎると広大な空き地が…。日本たばこ産業(JT)の社宅跡地みたい。

品川区役所の前を通り過ぎ、ふたたび東急大井町線のガード下をくぐる。

「平成24年3月道路完成予定」と書かれた道路を行く。

その道を右折すると、通りの名が「光学通り」とあった。

消火栓広告に表示してるとおり、日本光学(現在のニコン)が大井町に移転してきた際、大勢の従業員が通勤で通ったことから、この名前がついたようだ。

このお宅のポストへは、「毎日新聞」だけを入れて欲しいらしい。

新聞配達の経験があると分かると思うが、けっこう購読される新聞を変えるお宅が多く、終了したにもかかわらず、誤って投函してしまうことが少なくない。

こうやってはっきりしてもらうと誤配しなくて済むのでありがたい。

「第2グラウンド」と書かれた先には、アスファルトに固められた敷地と、自動車が数台止まっていた。

本当にグラウンドのつもりなのか、それともかつてはそうだったのか?

ちょっと気になる。

アパートと道路と隔てる柵に、某ネズミの姿が…もしかして著作権侵害の可能性があるんじゃないか?とよく見てみたら、一応?許可されてる雰囲気。実際はどうだか分からないけど。

atre大井町の、エレベーターホールから、品川、大崎方面が見えた。

とても見晴らしが良く、品川と大崎のビル群と、京浜東北線や東海道線の線路、山手線の車庫などが一望できるものの、窓は小さく、残念ながらレストランの窓からは見ることができない。

距離からしたら、ほとんど歩いていないが、久しぶりだったこともあって、くたびれたしまった。

Posted by ろん