3222 続く自殺

物思いに耽る(雑感)

先日の田中実さんの自殺に続いて、今日の上原美優さんの自殺には目を疑った。


会社で拾った引越祝いの胡蝶蘭の花一輪

つい昨日とか一昨日も、Yahoo!で、ウェブマガジンの広告にも出ていたような気がする。

“大家族”、“貧乏アイドル”とか“種子島出身”といった独特なキーワードで形容されていたことは知っていたが、実は、彼女の活躍については、あまりよく知らない。

それでも、僕がかなりビックリしたのは、(あまり知らないとはいえ)彼女の醸し出す雰囲気や言動からは、“自殺”という選択をするとは、まったく思えなかったからだ。

何を思って、死という選択をしたのだろう?

当然、相当につらいことがあったのだろう。とっさの選択だったのかもしれない。

悩みやつらさというものは、本人にしか、絶対にわからないと思う。感じ方は人それぞれだから、たとえば“たかが恋愛くらいのことで…”とは、決して言えないものだと思う。

彼女にとって、自分では、もはやどうすることもできないところに、追い込まれてしまっていた…のかもしれない。

それは、巨大地震と想像を超えた津波、そして原発事故に見舞われ、自分の力ではどうしようもないくらい途方もない力で、人生が翻弄されていくのにも似た状況だったのかもしれない。

でも…。

たとえそうであっても、自殺という選択肢はとって欲しくなかった。

今はただそう思う。

2011年ほど、“人生の儚さ”みたいなものを感じさられる年はないんじゃないかと思う。

Posted by ろん