7389 別れについて考える
今日は、送別会を兼ねた飲み会があった。
3月の営業日は今日で終わりだ。
会社では、これに合わせて、退職や異動などで、何人も去っていくことになった。
これまでずっと一緒に仕事をしてきた人たちが、いなくなってしまうのは、やはり寂しいものだ。
春が嫌いなのは、これがもっとも大きい理由。
年齢を重ねても慣れない。いやむしろより強くなっている感もある。
あらためて、この感覚の理由をなんとなく分析してみた。
別れを悲しいと思う背景…。
それは、もしかすると、現状から変わりたくないという甘えなのではないか…という仮説。
身の上に起きる変化の不安から、変化を受け入れたくないという考えが根底にあるのではないか。
変化そのものに対しては、拒絶しているつもりもなく、むしろその変化を積極的に受け止めようとする気持ちもある。
新しい路線の開通や、街の変化などを、ことあるごとに見に行ったり体験していることが、その証拠だ。
ちょっと矛盾している気もしたが、これは変化を受け入れる前提が、“自分が安全なところにいる”場合であることで説明がつくのだ。
分析していると、どんどんネガティブになっていく気がしてくる。
考え方をちょっと変えてみる。
別れは自分ではどうしようもないことだ。
変えようがない。
そういった意味では、弱い自分の意志では難しい“変わるチャンス”と見ることもできるのだ。
このチャンスをどう活かすか?…と考えると、見えてくる風景が変わってくる気もする。