3190 便乗値上(震災16日目)

社会・政治・事件

何気なく、通販サイトのamazonを見ていたら、乾電池の商品説明のページにたどり着いた。

Panasonic エボルタ乾電池の単一形4本パック。

単一形電池が品薄になっているというニュースを聞いていたから、実際に、どんな値段で売られているのか?と思って見てみたWeb魚拓によるキャッシュ

すると…


3,980円!

実際、これまでどの程度の価格で売られていたのか調べてみると…


震災のあった3月11日前後までは、だいたい1000円程度で売られていたようだった。

それが、実に4倍以上値段で売られていることになる。

しかし、このamazonで売られている商品をよく見てみると

中古品-ほぼ新品

…と、妙なことが書かれている。電池で中古ってどういうことだろう?と思って、説明を読んでみると…

なんと!

実際に販売されるのは、Panasonic エボルタ乾電池でなく、マンガン乾電池だというのだ。性能がまったく異なり、しかも値段が安いマンガン乾電池を、地震や停電という特別な状況に便乗して売ろうとしているわけだ。

「多くの方に提供したい」と言いながら、不当に高い値段で売りつけようとしていることに、本当に腹が立つ。

注意書きを書いているだけマシなのかもしれないけど…

どうやら、こういった悪質な便乗値上げは、amazonのあちこちで見られるようで、商品に付けられるタグには、こうした便乗値上げに対する非難の声が、山のように載っていた。

こうした声に、便乗値上げをする人たちには、どう聞こえるのだろう?

震災で被災した人たち、亡くなられた人たちのことを少しでも思えば、便乗値上げなんて、決してできないと思うのだけど…。

非常事態では、人間の本性が見えてくる気がする。

Posted by ろん