5775 テント
かつて、内閣改造などで新閣僚が発表されるときには、首相官邸前に張られたテントにマスコミが詰めて、誰が大臣に抜擢されるのか…を、刻一刻と伝えていたものだ。
それは、ちょっとしたお祭りみたいなもので、新任大臣たちが緊張の面持ちで首相官邸に入っていく様子を見ることができた。
いまでは、発表の前から次々と具体的な名前が挙がり、前日には確定した内定者の名前がが確定した…なんて話が漏れてる状況だから、わざわざ“テント”に詰めるなんて、すっかり過去の話だ。
しっかり仕事をしてくれれば、それでいいのだけど、今回の内閣改造で入閣した面々を見ると、やっぱり“在庫一掃”とか“論功行賞”といった言葉が浮かんでしまう。
そうしたところに注目を集めなくするために、あえて小泉進次郎を入閣させたんだろうなぁ…とも思える報道を見ると、なんだかなぁ…って思ってしまう。
テントがちょっと懐かしい。