3146 人体の不思議展

社会・政治・事件

人体の不思議展キャッシュが、あるニュースでにわかに注目を集めている。

特殊加工した死体を展示した展覧会で、僕も約7年ほど前に行っている(12)。まだ続いていたことにちょっとビックリ。

現在、京都市で開催中の「人体の不思議展」で、展示されている標本に、精神的苦痛を受けたとして、主催団体に慰謝料を求める訴訟を起こしたというニュース。

そして、厚生労働省が京都府警からの問い合わせに対して、展示されている標本が法律上の「死体」に当たると回答していたというニュースも伝わってきた。

病院のような特定の場所以外で、死体を保存する場合、自治体の許可を得ることが死体解剖保存法で義務付けられている。しかし、現在開催中の展覧会では、京都市には許可申請は出されていないというのだ。

もうかれこれ10年ほど開催されており、今年で終了というタイミングでのこの騒動は、偶然なのだろうか?

ふだん人間の臓器を立体のまま見る機会などはまずないし、それが本物であるとしたら、そのインパクトはすごい。それなりの学術的な意味はあるとは思う。

しかし、この標本が作られた経緯や、そもそも主催者がはっきりしないいう“怪しさ”については、きちんとただす必要はあるだろう。

しかも、入場料大人1500円、中・高校生700円、小学生400円という設定で、これまで600万人が見学したということで、平均一人1000円とすると、10年間に実に、60億円もの売上があったことになる。

60億円!

これほどの金額があると考えると、裏に“なにか”あるんじゃないかと思わずにはいられない。僕の勝手な違和感だけど。

Posted by ろん