3104 正解もゴールもない
日々生活していると、いろいろな問題が自分の前に立ちはだかる。
その問題をなんとか解決しなければならない。
問題解決のためには、最終的な正解やゴールについて考える。そして、これらにたどり着くまでの、ある程度の道筋を考えることになる。その道筋に沿って問題を解決するのだ。
ただ、最近思うことがある。
さまざまな手を尽くしても改善せず何をやっても解決しないとか、交渉相手がいとも簡単に前言を撤回し、これまでの主張が覆されたりとか…
そんなことが多々あると、どんな問題であろうと、正解とかゴールなんて、実は、そんなものは、ないんじゃないか…という気がしてきた。
もちろん、外交問題のような、複雑な問題については、そう簡単な解決方法などはないと思うが、日常起きるようなレベルの問題には、必ず何かしらの正解とかゴールがある…と思っていた。
しかし、そういった問題でも、正解やゴールはないと考えた方が、精神衛生上いいような気がしてきたのだ。
でも、人間は、目標がなければ生きられない動物だ。目標を失えば、人は迷い、前に進むことができなくなってしまう。
だから、正解やゴールは存在しないという前提で、合っている合っていないという話ではなく、人としてのモチベーションを持つ目的で“仮の”正解やゴールを設定し、その目標に向かっていくというふうに考えるようにした。
- “正解”なんてない
- “ゴール”なんてのもない
- 代わりにあるのは“やらないよりまし”レベル
- 何もないんじゃ困るから、あくまで“仮の”正解やゴールを決める
その程度で軽く考えていた方がいいのかもしれない。