2049 きっかけの波
今日から12月。
1年に12回ある月替わりで、もっとも時の流れの速さを実感するのはやはり12月だろう。
また1年のうちで、もっともせわしくなるのも12月。他の月以上に行事が増えてくるからだ。
「忘年会」
滅多に行くことのない飲み会、忘年会がかなり増える。なにも、みんなで時期をそろえてやることもないんじゃないか？ スケジュール調整だって大変だろうし。
けれど…
今月の忘年会を他の月に分散してやると、飲み会ばかりに出てる感じがして、心証が良くない？なんて気もする。今月は“忘年会”という名前があれば、個人的には、ほぼ無条件に「この時期だから…」みたいな感覚になってくるし、あまり出ない飲み会でも、まぁ今月は行ってみようっていう気になる。
「大掃除」
なにも忙しい12月にやることもないはず。しかも寒くて外に出るのも億劫になりがちなのに、寒いなか外に出て、網戸を洗ったり、窓ガラスを拭いたり…。もっと時期の良い時にやればいいのに…。
けれど…
じゃあ、季節のいい春とか秋とかに大掃除するかというと、そもそも大掃除しようという発想自体思いつかない。天気がいいなら出掛けちゃうだろうし。すっきり綺麗な状態で、新年を迎えるというのは、日本人だけの感覚だろうか？ まぁそれもわからなくはない。TVCMだって「今年の汚れ、今年のうちに」なんて言ってるし。
忘年会（飲み会）、大掃除…12月を忙しくする要因だが、いずれも、あくまで“12月”とか“年末”というのはきっかけに過ぎない。そうしたきっかけに振り回されて、バタバタしすぎないよう他の月以上に自分を律していかないと…。できることならば、そうしたきっかけに飲まれてしまうのではなく、「きっかけの波」にうまく乗れるように意識した12月を過ごしたいと思う。