3057 旅する“たいやき”
定点観察に登場しなくても、ダミーはいつも身近にいる。そのために、先日のような事故も起きる。片足を失ったままだと、いろいろと支障を来すので、今朝修理をした。
ダミーは文字通り自分の身代わりに旅を続けている。なんと、ダミーと同じように旅を続けている…
「たいやき」
…がいるというニュースを、おじゃこが新聞で見つけた。
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須藤美香さんという方で、実に34カ国も出掛けて、たいやきを写し続けているそうだ。今月21日まで開催されているという写真展に行ってきた。
場所は、北千住駅から歩いて10分ちょっと歩いたところにある「千住宿歴史プチテラス」。京成線の千住大橋駅からの方が近いようだが、運賃の都合で、北千住駅から歩く。
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地漉き紙問屋であった横山家の蔵を移築し、ギャラリーとして開放しているそうで、入ってみると、古い蔵の落ち着いた雰囲気だった。意外と?お客さんも多い。
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気になる、たいやきの旅は、須藤さんのブログでも紹介されているので、そちらをご覧いただければと思うが、よくもこんなところに、たいやきを置いて写真が撮れたなぁ…と思うような作品が多数。
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そして驚いたのが、旅を続けている、たいやきの大きさだ。
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ダミーと比べてもかなり小さい。10cmにも満たない。
ちょうど須藤さんご本人がいらしたので、いろいろとお話を伺うことができた。
もちろんダミーも自己?紹介。やはりというか、ダミー同様のご苦労があるようだ。
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たいやきを置いてその場から離れ、写真を撮ろうとすると、一緒に被写体になるはずの動物がたいやきを食べようとしたり、誰かに持って行かれそうになったりするとか…。ダミーと違って、旅行で持参できる数に限りがあるため、その維持が大変だという。
同行するたいやきは、いつも決まって、ある広島のあるお店から取り寄せているとのこと。本物のたいやきでなく、プラスチック製にしたら?という提案もあるそうだが、やはりこの“表情”は、本物ならではのようだ。
「(人物と)たいやきを一緒に撮ろうとすると、不審がられたりしないですか?」
と尋ねると、どの国でも意外とみんな気さくに応じてくれるという。インドでは、逆に「あれも撮ったら?」とか「これもどうだ?」とかで、大騒ぎになったそうだ。
僕のダミー撮影時とかなり近い状況にだってことに、親近感を覚えた。
須藤さんありがとうございました。