2957 修学旅行生

人文・教育・思想

最近、修学旅行中の高校生をよく見かける。

男女合わせて数人のグループを組んで移動してることが多いのだが、たいていの場合、女子が次の目的地に向かうためのルートを検討しているのに対して、男子はそれにはほとんど協力せず、ふざけあっていることが多々ある。

この前見た高校生は、女子が地図を見ているのに対し、男子は持っている傘でゴルフクラブを振る真似をしていた。

基本的のこの世代の男子は、まだまだガキだ。

先日のこと。

どうやら道に迷っている修学旅行の高校生たちを見かけた。

「どこに行きたいの?」

と聞くと、

「六本木です」

と、元気のよい男子が答えた。

「じゃあ、大江戸線に乗りたいのかな?」

と聞くと、とっさに答えたのは先ほどの男子ではなく、隣にいた利発そうな女子だった。

「はい。大江戸線です」

男子は、どうやらこれから乗ろうとしている地下鉄の路線名がよくわかっていなかったらしい。

この状況から勝手に、男子も女子も目的地はきちんとわかっているが、男子の場合は、手段や経過がよくわかっていないのか、関心が低いのではないかという仮説を勝手に立てた。

前半の男子も、そもそも「関心が低かったのだ」というふうに考えれば、なんとなく合点がいく。

頑張れ、高校生男子。

Posted by ろん