2815 直感的
ある事情があって、古いiPhoneを使わせてもらうことになった。
もちろんこうしたツールは嫌いじゃないので、せっかくだからと、少しずついじってみる。自分が使っているWillcomのPHS(Windows Mobile)でも、インターネットはもちろん、音楽は聴けるし、機能はひととおり揃っているので、大きな不満はない。
それだけに、これまでiPhoneの登場が世間を賑わせていても、それほど気にならなかった。
で、実際、数日間使ってみての感想…。
最初のセットアップは、結構戸惑ったし、ところどころで多少の違和感はあるものの、基本的には、さまざまな機能がよくできていて、それなりに直感的に使えるよう配慮されているなと感心した。
自由に追加できるアプリケーションも、インストールから設定までかなり簡単。
Windows Mobile機 でも同様なことが可能だが、機種が多いため、種類によってインストールするプログラムや設定の仕方が違うなんてこともあって、ときどき手間取る。一方、iPhoneは、3Gと3GSの2種類しかなく、基本的に機種を意識する必要がないから、そうした問題は一切ない。
以前、Bluetooth 経由(つまり、ワイヤレスイヤホン)で音楽を聴くことができなかったが、いつの間にやら使えるようになっていたので接続してみる。これまた簡単。
「iPhoneいいねー」と思っていた矢先に事件は起こる。
電車に乗っているときに音楽を聴いてみようとiPhoneを取り出す。Bluetoothワイヤレスイヤホンも電源を入れて、音楽を選択して聴く。
…あれ?音が出ない。
おかしいなぁ…と音量を上げると、かろうじて聞こえてきた。
なんだ音量が小さかったのか?
…あれ?
やっぱりなにかおかしい。
…
まてよ…。
!!!
なんと、イヤホンから音が聞こえていたのではなく、iPhone自体から音が出てるではないか!自分がイヤホンしてるために聞こえなかっただけだったのだ。
こりゃ周囲にも迷惑!あわてて、音楽を止めようとしたが、ロックが掛かっていて止められない。
電源を切ろうにも、切り方がわからない。
Windows Moblie だったら、電池を外すところだが、iPhoneには電池が外れるような蓋はない。
とにかく落ち着いて、ふつうにiPod(音楽再生アプリケーション)から音楽を止めることにした。
ロック解除→iPod起動→停止ボタン
あとから落ち着いて考えたら、電源ボタンの長押しなのだが、慌ててるときの長押しは、意外と難しい。やはり、いざというときは、“電池を外す”ような物理的な動作こそが、本当の“直感的”なんじゃないかと思ってしまった。
その後、本体脇にボリュームボタンがあったのも後から知った。
だんだんと慣れてきてはいるが、どうしても慣れないのが文字入力の問題。これについては、またいずれ紹介したいと思う。