3048 舞って滑ったiPhone
今日の東京は、台風の影響で強い雨が降る一日だった。
ちょっとした用事で外に出た。道路を挟んで反対側に屋根があるところだったので、傘を持っていなかった。多少雨は小降りになっていたものの、雨に濡れないように…と、小走りで雨の中を走った。
道路を横断しはじめたちょうどそのとき!事件は起こった。
胸のポケットに入れていたiPhoneが、突然宙を舞ったのだ。
一瞬自分の目を疑ったが、確実にそれはiPhoneだった。アスファルトに真っ逆さまに落ちてゆく。
地球の引力には逆らえない。
カシャンと音がして、そのまま液晶面を下に、ザラザラのアスファルトを滑っていった。
慣性の法則には逆らえない。
![]() |
ようやく止まったところで、iPhoneを拾い上げてみると…無残にもあちこちに傷がついていた。
そりゃそうだろう。でも、せめてもの救いは、傷は液晶面の周囲のみで見たりタッチするところはほとんど無傷だったということだ。
でも買って一ヶ月も経たないうちに、無残な状態になってしまったことの、残念さ、無念さは言葉では言い表せないくらいだった。「やっちまった~」のひとことだ。
ただ、iPhoneのガラスはそう簡単に傷ついてしまうものなんだろうか?アップル社のウェブサイトには、ガラスは特別に設計されていて、ヘリコプターや鉄道車両のフロントガラスに使われているものと同等で、プラスチックの20~30倍の剛性、硬度を持っているとある。
![]() |
まぁ、ヘリコプターや鉄道車両のガラスは、アスファルトを滑ることなんてないもんなぁ…
一縷の望みがあるとしたら、液晶の表面には薄い保護用のシートが貼っていたため、それがある程度の効果を発揮してくれたのではないかということだった。
いずれにしても、貼り直さなければならないため、保護シートをはがして、液晶面を拭いてみると…
なんと、無傷に近い状態だった。
![]() |
ほんのわずかに傷はできてしまったが、ほとんど気にならない程度だ。保護シートと特別設計されたガラスの効果だろう。
ホッと胸をなで下ろした。
新しく保護シートを貼り直して、一件落着。でも、これからは、もっと気を付けなくては。