2667 ちぐはぐ

社会・政治・事件

今日は東京都議会議員選挙の投票日。

投票用紙を前にして…
投票用紙を前にして…

都議会議員を決めるのに、どうして来るべき衆院選とセットで考えられてしまうのだろう? 国の考えと地方の考えは異なることだってあるはずなのに。

どの立候補者も決め手に欠ける。自分の考えと合っている人、代弁してくれる候補者がいないのだ。どうしよう…。投票に行かないのもイヤだし、投票用紙になにも書かないのも権利を放棄しているような気がしてしまう。仕方がない。消去法で決めるしかない。

そもそも、既存の政党は、どうも自分の考えとは合わない気がする。そういう隙をついて現れたのは、新興宗教団体系の政党だったりする。あぁ…そうじゃないんだ。

なんだかちぐはぐ。

ちぐはぐといえば、最近の政策はどうも短絡的過ぎやしないか?これもまた「そうじゃないんだ」って言いたくなる。

派遣切りが問題
=>30日以内の短期や専門業務以外の派遣制度をなくすという法案

たしかに派遣そのものがいなくなれば派遣切りはなくなるけど、労働力は単純にパートやアルバイトに移るだけだろう。それで本当に解決なのか?

いわゆる“リーマンショック”以降、景気の悪い状態が続いている。景気を良くするためにさまざまな施策は実行に移すというのは理解できるけど…

車を使ってもらいたい
=>高速道路一律1,000円に

たしかに高速道路の利用が増え、経済波及効果も大きかった。しかし、これまで行ってきたさまざまなCO2削減の努力を台無しにしてしまった。しかも鉄道やフェリーの利用客が大幅に減り、地方の交通体系を壊してしまった地域もある。

家電製品を買ってもらいたい
=>エコポイント制度で購入援助

たしかに家電製品を買うきっかけができるだろう。安く買えるんだから。でもエコと言いながら、エコポイントで還元される金額と、購入する商品の消費電力の高さが比例してるのはいいのか?エコの名を借りた“バラマキ”じゃないのか?

政府広報

土曜日、新聞の折り込みチラシとともに入ってきた政府公報では、CO2削減に向けて努力をと訴える。なんだろう、このちぐはぐぶり。

でも…

ちぐはぐに見えるこうした政策に対して、批判の声はさほど大きくならないということは、国民にはそれなりに受け入れられているということなのか? いまだに“あの”元首相の人気が高いという事実も理解できない。

もしかして、民意とちぐはぐなのは僕?

Posted by ろん