2647 川崎付近を歩く駅からハイキング

旅行・見学・イベント

今日はおじゃこの都合が付かなかったこともあって、珍しくひとりで駅からハイキングに出掛ける。

新川崎駅

場所も都区内を離れた、神奈川県川崎市。出発駅は横須賀線新川崎駅で、記憶の限りではこれまで一度も降りたことのない駅だ。

駅で頭に“新”が付く場合、たいてい街の中心部から離れたところが多いが、その法則通り、新川崎駅も住宅地と貨物駅の隙間に設けられたといった感じで駅前も駅周辺もこれといった施設や見どころなどは皆無に等しい。

川崎駅と新川崎駅は全然違う
川崎駅と新川崎駅は全然違う

間違える人も多いせいか、出口にこんな大きな看板が掲げられていた。


新川崎駅
新川崎駅

もったいないな

駅の脇に山積みになった傘があった。忘れ物かな?

最初の目的地である東芝科学館を目指す。

昔はよく見かけた横浜タイヤ(横浜ゴム)の看板

横浜ゴム製タイヤの看板。昔はよく見かけたけど最近は見かけない。昔から、笑ってるタイヤがちょっと怖かった。口が錆びてもっと怖くなってる。

横浜タイヤの顔が怖いよ…
怖いよ…

歩道と自転車道がきちんと分離されてるなんてすごい。もしかすると北欧で見た以来かも。

歩道と自転車道が分離されてる

小料理じゃなくて少料理?
小料理じゃなくて少料理?

誤字?

小料理・一品料理ならばわかるけど。
少料理っていうと、少ない量の料理なのか?

その名も「住宅前」バス停。どこの住宅なんだよ?とツッ込みたくなるが、ひねりナシ。

住宅前バス停
バス停が“住宅前”って…

科学館のあたりは、なんとなく南国風な雰囲気。

東芝科学館 東芝科学館
東芝科学館 東芝科学館

駅からハイキングで来る人のほとんどが入館するので、館内はかなり混雑していた。最新技術の展示もよかったが、一番気に入ったのは、「東芝1号機ものがたり」というコーナー。

珍しい産業遺産がずらり
珍しい産業遺産がずらり

東芝で作られたさまざまな“1号機”…厳密に言えば、本当の1号機ではなく“初期の製品”が展示されている。

日本初の電器洗濯機
日本初の電器洗濯機
日本初の家庭用電気冷蔵庫
日本初の家庭用電気冷蔵庫
日本初のワープロ
日本初のワープロ

日本初の業務用電子レンジ
日本初の純国産カラーテレビ
日本初のカラーテレビ
日本初の家庭用電子レンジ
日本初の家庭用電子レンジ

これらは今の生活になくてはならないさまざまな電化製品のご先祖さまであり、まるで、恐竜の化石を見ているような気がした。実物を目の当たりにすると、写真やインターネットで見るのとは違う面白さがあった。もっとじっくり観たかったが、先を急ぐ。

このゴミはいったい…

この貼り紙はいったい…

ゴミご勘弁!と書かれてるけど…

ゴミが先?貼り紙が先?

多摩川河川敷に出た。

ほのかな馬糞のにおいがするなと思ったら、川崎競馬場の練習馬場があった。

広大な練習馬場

これまであまり見たことのない塔があったので、付近の様子を見てみたら、RFラジオ日本の電波塔だった。AMラジオの電波塔ってこんな感じなんだ。

細いけど存在感あり
細いけど存在感あり

さらに土手を歩く。

多摩川土手を歩く 六郷橋欄干のモニュメント

旧東海道がここを通っていたらしく、かつてここには、多摩川を越える“六郷の渡し”があったらしい。

川崎河港水門

川崎河港水門にやってきた。

1928年(昭和3年)に竣工したこの水門は、川崎市内を縦横に走る運河の多摩川からの出入り口になるべく作られたのだそうだ。結局、運河は造られず、この水門だけが残されたという。

気になる、水門上の、怪しげな物体は、当時の川崎の“名産品”であった、ぶどう、桃、梨をあしらったものなのだそうだ。名産品というところが、時代を感じさせる。

やはり1930年代前後の建造物は、見どころが多い。

川崎河港水門の銘板
川崎河港水門の銘板
説明されてもあんまりよくわからない
説明されてもあんまりよくわからない

駐車禁止の除外日時に注目
駐車禁止の除外日時に注目

駐車禁止の標識。なぜか大晦日から正月までは指定除外。なぜだろう?すぐ近くに川崎大師があるためだろうか?でも、だったら、むしろその時期こそ駐車禁止にすべきのような…

続いての見どころは、味の素川崎工場。

工場入口では消毒液で手を洗い、駅からハイキング受付で配られた地図にスタンプが押されて、工場敷地内へ。

10数人程度並んだところで、係の人の先導で先に進む。向かったのは入口近くの、CookDo工場。近づくだけで、なんだか豆板醤?みたいな中華風のにおいがする。

係の人の先導で工場内へ
係の人の先導で工場内へ
その名もズバリCookDo工場
その名もズバリCookDo工場

工場自体はそれほどでも…
工場自体はそれほどでも…

工場内部では、製品がレトルトパウチの袋に詰められているところをさらっと見学させてもらっただけでおしまい。もうちょっと見たい気もしたが、今回のようなイベントともなれば大勢の人が押し寄せるのだから、詳しい説明は無理だろうけど。

工場出口で、係の人から、手渡しでCookDoをくれた。それほど高いものじゃないのだけど、もらえるのはやっぱり嬉しい。

CooKDoの新商品だそうだ
CooKDoの新商品だそうだ

本当はこの先、まだ川崎大師に寄って、さらに川崎駅に向かうことになっているのだけど、工場のすぐ隣が、京浜急行大師線の鈴木町駅だったので、そのまま電車に乗って帰ってきてしまった。

工場の隣というより敷地内に駅がある感じ
工場敷地内に駅がある感じ
駅構内踏切は珍しい
駅構内踏切は珍しい

Posted by ろん