イッキ乗り/下野 康史

■交通,龍的図書館

4544043484 イッキ乗り―いま人間は、どんな運転をしているのか?
下野 康史

二玄社 2007-03
売り上げランキング : 339038

Amazonで詳しく見る by G-Tools

さまざまな“運転”を取材、そして可能な限り挑戦するという、自動車雑誌NAVIの連載コーナーの単行本化。

新幹線、重ダンプ、しんかい6500、水陸両用車、モーターグライダー、オートレース競争車など、さまざまな乗り物の運転をわかりやすく紹介している。実際に運転をしている人へのインタビューから、知られざる世界を垣間見ることができる。

ケーブルカー、水上バス、鉄道輸送トレーラーやゆりかもめなど、その存在は知っていても、“運転”というものを意識したことがなかったから、とても新鮮だった。

同様に、トンネルを掘るシールドマシンや原子力発電所、盲導犬や犬ぞりといったものまでも、同様に“運転”という切り口は面白い。

タイトル通り、イッキに読んでしまった。

本文の随所に自動車雑誌らしさが見えたのも新鮮だった。たとえば、重ダンプの紹介では…

全長10.6mといえば、メルセデスSクラス・ロング2台分だが…

自動車に詳しくない僕にとっては、あまり参考にならない例えだが、NAVIのような雑誌を読んでいる人にとっては、きっと、わかるのだろう。

交通,書店

Posted by ろん