2437 スーツのチラシ
そろそろ夏用のスーツを買わないといけなかったので、新聞の折り込みチラシのなかからスーツ販売店の分を抜き出した。青山、コナカ、アオキの大手三社が入っていた。
三社分を見比べてみたが、もともとあまり関心が高くないこともあって、価格以外にこれといった違いを見いだせずにいた。似たり寄ったりの広告の中で、もっとも気になったことがある。
それは広告についていた割引のクーポン。いずれもすべてまったく同じ15750円引きだったのだ。
15000円とその消費税5%分が含まれている額だとはいえ、揃いも揃って示し合わせたかのような同じ額のクーポンをつけてくるのは、どういうことだろう。もちろん偶然ということはあるまい。金額を合わせるような動きがあったことは間違いないだろう。
スーツ業界は、一時期は合併や業界再編が進む一方、長らく激しい競争にさらされているものだとと思っていた。しかし現在はそうも言っていられない状況になっているのだろうか?