2414 ダニエル・オストが創る花の小宇宙展

芸術・デザイン

 

西武百貨店(池袋)で開催されていた、「ダニエル・オストが創る花の小宇宙展」というイベントに行ってきた。このイベントで初めて知ったのだが、ダニエル・オストは、「花と空間の建築家」と称されるベルギーを代表するフラワーアーティストなのだそう。

従来のフラワーアレンジメントとはまったく違う迫力ある見たこともない造形に圧倒された。

表現がちょっと不適切かもしれないが、いずれも“明らかに自然とは逸脱している”のだけれど、草花の特徴を最大限に生かしきっていると感じた。さらに草花を引き立てる苔や花器、砂利など「なるほど、そうきたかーと思わせる」使い方に引き込まれる。

四方八方から見られるように工夫され、じっくりと見学することができた。これらの作品が発信するメッセージはなんだろう?…と考えたが、明確な答えは出てこなかった。

作品の品質を維持するためか、何人ものスタッフが、水やりや霧吹きなどをしていた。会場全体が薄暗く、ひんやりとしていたのも理由は同じだろう。約1週間前からはじまったイベントで会期は明日までだが、どの作品もみずみずしく、きちんと手入れされているのを感じた。

見学中、スタッフに次々と指示を繰り出す白髪の外国人男性がいた。

「このひと?(ダニエル・オスト?)」

と、おじゃこが聞くが、僕は即座に違うよと言った。パンフレットの写真(こちら)とは別人のようだったし、誰に似ているかといえば、バックトゥーザフューチャーのドク(イメージ)のようだったからだ。

会場出口では、ダニエル・オストの作品が収められた本や、ポストカード、DVDなどが売られていて、それらを買うと彼がサインをしてくれるという。「まもなく本人がやってきます」というスタッフ。

しばらくして、その場所にやってきたのは、ドクだった。

Posted by ろん