2373 忙しさ
忙しい人がいる。
僕もそれなりに忙しいが、忙しい人はもっと忙しそう。 次々と抱えきれないくらいの仕事がやってきて大変そうだ。逆に、なぜかいつも暇そうな人もいる。与えられた仕事内容が違うからかもしれないが、その差は極端だ。
忙しいってなんだろう?自分が処理しきれないくらいの仕事があれば、当然忙しくなるはず。
処理できる仕事量 < 与えられた仕事量
でもこの式は半分正しく半分正しくないと思う。 そもそも、与えられた仕事を“自分の仕事”という認識をするかどうかは別問題だからだ。意識するかどうか問わず、自分の仕事に気付かない人は少なくない。逆に仕事を増やしてしまう人も多い。これも意識の有無を問わず、いつの間にやら自分の仕事にしてしまう人だ。
仕事量は個人の性格によって変動するように見える。
試しに、大忙しの人と暇をもてあましている人。仕事の内容を入れ替えたらどうなるだろうか?最初のうちは、大忙しだった人は暇になり、暇な人は大忙しになるだろう。でも、きっとしばらくすると、徐々にその差は縮まり、そして逆転し、ふたたび暇になったはずの人は大忙しに、そして大忙しだった人は暇になっていくような気がする。
明確な裏付けがあるわけではないが、いろいろ考えてみた結果、ひとつの仮説を挙げてみる。誤解を恐れずに言わせてもらえば・・・
「忙しさは自分自身が作る」
ということだ。
もちろん仕事の内容や環境などによって一概には言えないかもしれない。しかしその傾向はあるように思う。
だからといって個人に忙しさを押しつけて良いわけでは決してない。誤解なきよう。忙しさが個人の性格に依存する傾向があることを意識して、仕事を分担することが大事だと思う。