2251 交差点でふと考えたこと

物思いに耽る(雑感)

街中の交差点では、どんなに人通りが少ないところであっても、自転車で横断するときは気をつける。それは当然、事故を未然に防ぐため。

しかし、そんなことを微塵も感じさせないような人を見かけることが少なくない。つまり、交差点で、まったくスピードを緩めることなく、あたかも交差点なんて存在していないかのように通り過ぎる人がとても多いのだ。

いくら気をつけていても、事故に遭いそうになることは誰にでもあると思う。そういう経験を通じて、事故には気をつけようというきっかけになると思うのだけど、このような人たちは、そうした経験がないのだろうか? それとも忘れてしまうのだろうか?

僕が目にするだけで、こんなにたくさんの無謀な人がいるのに、東京都内で交通事故で亡くなる人は、一年間で約300人前後”しか”いないのも不思議な気がする。これだけの交通量と無謀な人がいれば、いくらでも交通事故は起きそうなものだけど。

交差点に誰もいなければ当然事故は起きない。誰もいなければスピードを緩めることなく通り過ぎても何の差し支えもない。衝突するには相手が必要となる。そして、その相手が「気をつけて交差点を通り抜けようとする人」であるか、「全く気にしない人」であるか? この二つの割合の絶妙なバランスの上に、事故が起きているわけだ。

で、後者の「交差点で全く気をつけない人」でいられる割合は、ある一定の人数に決まっていて、それよりはみ出した人たちが事故に遭う仕組みになっているんだ…と仮説を立ててみた。これは、なかなかいい仮説だと思ったのだけど、よく考えたら、いくら気をつけていても、無謀な人たちからの“もらい事故”というのもあるから、一概にそうとも言えないような気がしてきた。

ややこしくなってきたから、もうやめ。

Posted by ろん