歪曲報道/高山 正之

■社会・政治・事件,龍的図書館

456965701X 歪曲(わいきょく)報道
高山 正之
PHP研究所 2006-10-06
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当然と思っていることって、そのどれもが自分自身の目で確認したことではなく、ニュースや本、インターネットなどで間接的に知るに過ぎない。もちろん、そのまま鵜呑みにするつもりはないけれど、どうしたって影響を受けることになる。

“歴史問題”は、歴代の政治家が発言するたびに国際間で騒ぎになってしまう。それは対象となる事実が「本当にあったのかどうか」という根本的な部分に差があることによって起きている。

本書では、あらゆる点で中国に媚びていたり、なににつけても異常に日本を貶める報道姿勢を批判している。

この本を読んで学んだことは、どちらか一方的にすべてが良いとか悪いとか、事実があったとかなかったとか、極端な視点については、自分も含めてちょっと注意しておく必要があるということだ。

そういう意味では、この本に書かれていることも、実際に僕自身が確認できたわけではないので、にわかに信じることはできないんだけど。