8094 展覧会「Duet / 二人展 押元一敏 / 染谷香理 ~静と動の交錯」

博物館・展覧会,芸術・デザイン

郷さくら美術館へ
郷さくら美術館へ

郷さくら美術館で開催中の展覧会「Duet / 二人展 押元一敏 / 染谷香理 ~静と動の交錯」を鑑賞。

今日は作家の参加するイベントが開催されていたよう。

特にこのイベントを目的に来たわけではなかったが、せっかくなので行ってみたものの、会場はかなり混雑していて見ることはできず…。

また、その影響で美術館全体も混雑していた。

見られず…
見られず…
かなり混雑…
かなり混雑…

二人の作家の作品を紹介しているが、その作風から静と動ということで展覧会のタイトルにもなっている。

二人は、日本画というかたちで表現する手法は同じだが、その原動力となっている内に秘めた思いは、それぞれ大きく異なっている。

富士山や岩など自然を主題にしたものを多く描いている押元一敏は”静”とされ、人物画・花鳥画を描いている染谷香理は”動”となっているよう。

押元一敏について
押元一敏について
染谷香理について
染谷香理について
まずは、押元一敏で、印象に残った作品を2点。
押元一敏《蒼穹富士》
押元一敏《蒼穹富士》

《蒼穹富士》
かつては自分だけの表現を求めて、何度も描いてきた富士山だが、抽象化するなどさまざまな試みを重ねてきたものの、今では素直に描くことこそが、最も自分らしい表現だと感じるようになったのだそう。
これぞ富士山というか、富士山という圧倒的存在感が、すっと入ってくる感じがする。

押元一敏 《創世》
押元一敏 《創世》

《創世》
現実の風景でありながら、どこか異空間へと誘うような絵…どこかの惑星?地球創生期?といった想像の余地を残すため、「石」だけで世界観を表現したそうだ。だから、あえて植物などの生物を描かなかったという。石を描くだけで、こういった物語が出てくるのもおもしろい。
…と、感想を持ったところで、ふと、もしかして以前も観たことがある?と思ったら、やっぱり観てた。

続いて、染谷香理で印象に残った作品を2点。

染谷香理《深層》
染谷香理《深層》

《深層》
作者の体験を描いた作品だそう。解説には、ひとりで過ごす時間には、ポジティブな感情とネガティブな感情が行き来し、時に深い水の底へ沈んでいくような感覚に陥ることもある。その周囲にいる無関心な人々(金魚)が生む小さな水紋が、やがて大きなうねりとなり、想像していなかった世界へと導いていくことがある…とあったが、なんとなくわかる気がした。行き来するのは意識と無意識もあるなぁ…とか、あえて流されてみるってこともあるよなぁ…とか。

染谷香理《月ノ雫》
染谷香理《月ノ雫》

《月ノ雫》
東日本大震災の計画停電ののときに見た月明かりが着想のヒントになったそう。
真っ暗になるはずの部屋を満たした柔らかな青い光は、失って初めて気づく大切なものの存在を教えてくれたという。その光の青さからモチーフにしたのは紫陽花だったそうだ。

Posted by ろん