6651 文化庁国立近現代建築資料館
初めて「文化庁国立近現代建築資料館」に行ってきた。
湯島駅から比較的近いのだけど、場所が湯島合同庁舎の裏にあって、敷地に入ってからも、少し歩く上に、ちょっとわかりづらい。



通常は旧岩崎庭園からも入館できるそうだが、改修工事中ということで、現在は湯島合同庁舎からしか入館できない。
まるで裏口のような入口を入って階段を上がって資料館へ。
収蔵品展「住まい」の構想…を鑑賞。
展示は、以下の3つに分かれている。
1章 木造の伝統とモダニズムの融合
2章 量産化と集合化
3章 都市化と住空間の創造

加えて、月替わりの特別展示の建築家として、今月は菊竹清訓を特集した展示が行われていた。

他の月は、12月は坂倉準三で、1月は前川國男だったようだ。
菊竹清訓といえば、彼の自邸「スカイハウス」が有名だが、それにまつわる資料が多く展示されていた。
この資料館の性格上、特別展示も含めて、どうしても設計図を中心とした図面の展示が多く、変化に乏しいのは仕方がない。
観覧者として想定しているターゲットは、もうちょっと建築について詳しい層なのかもしれないが、関心を持つ人たちは多いと思うので、ただ図面を展示するだけでなく、もう少し詳しい解説があってもいいんじゃないかとは思った。
出口では、今回の企画展で紹介された内容のすべてが記載された小冊子を1人1冊ずつ無料で配られていた。
かなり詳しく載っているので、ありがたい。


帰りがけ、あらためて外を見ると、旧岩崎邸庭園がよく見えた。
無料だし、場所もわかったので、また機会があれば来てみたい。