5822 「カイ・フランク展」鑑賞
今日は、横須賀線の逗子駅で下車、バスに乗り換え、2度目の神奈川県立近代美術館葉山館へやってきた。
バスを降りる人も多かったし、駐車場は満車だった。
今回も前回同様無料公開日を狙って、企画展、日本・フィンランド国交樹立100年記念 没後30年「カイ・フランク」を鑑賞。
カイ・フランクは、北欧デザインの巨匠ともいえる人で、知らず知らずのうちに彼の作品を見たり使ったりしているはずだ。
デザイン性に優れていながら、とても使いやすい、彼の作品は「フィンランドデザインの良心」とも言われている。
「デザイナーとは匿名であるべき」というポリシーを持っていたところなどは、彼の人柄を感じさせる。
彼が来日時に撮影した写真は、どういった風景に関心を持っていたかがわかる。
竹細工や漆喰の壁といった、デザイン的な風景だけでなく、多くの日本人の姿も撮影されていたところなども、とても興味深かった。
メインの作品展示は、このサイトでの紹介が詳しいが、彼が製作した年代順と、デザインの基本形とされる、円や四角、円錐、円柱、楕円といった形状ごとに紹介している。
若いころの作品は、極めてシンプルだったが、晩年になると作風に少し変化が出てきていたような気がしたが、あくまでなんとなくそう感じだただけだ。
多少は北欧デザインに関心があるほうだから、興味を持って鑑賞したものの、理解はちょっと難しかった。
とにかくシンプルなだけに、さらっと見終わってしまうのだ。
それだけに、彼がどう考えてこの形やデザインに至ったのか?とか、その狙いなどは、もう少し詳細に解説して欲しかった。