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リト@葉っぱ切り絵展今日は武蔵野市吉祥寺美術館へ。
自然の葉に繊細で緻密な切り絵作品を発表している方の作品展「リト@葉っぱ切り絵展」を鑑賞する。
ADHDであること前向きに生かすため、さまざまなアート作品に取り組むうちに、この葉っぱの切り絵にたどり着いたそうだ。
展示室前では、これらの作品が、どのように作られているかを紹介していた。
制作過程を紹介
展示風景
ポスターなどで見たのは、青空を背景に作品を透かして見たもので、展示はその写真と、実際の作品が並んでいる。
自然の葉だから当然小さい。
その小さく限られたサイズのなかで、ものすごく細かく表現されていることがわかる。
《歌川国芳 金魚づくし酒ざしき》
実際の大きさはこんな感じ
また、表現されいてる場面もさまざまで、バラエティに富んでいる。
自分のところに大きなぬいぐるみがやってきた日を描いたと思われる光景を見ると、つい”別れ”の日を想像してしまうのは、自分の性格によるものだろうけど、こういうのを見ると、とても切なくなる。
《君が初めて家に来た日》
実際の作品
写真だととても青空に映えるのに、実際の作品はパッと見た感じ”枯れた葉”になってしまうので、このギャップがすごい。
《こんなに嬉しいのに涙が出ちゃうんだ》
実際の作品
ご当地作品 旅する葉っぱ全国各地の名所や名産をモチーフにした作品を、ご当地作品 旅する葉っぱとして紹介していた。
公式サイトを見ると、全国で精力的に今回と同様の展覧会やサイン会をしているようで、そうした開催場所に合わせた展示もおもしろいと思った。
ボツ作品の紹介ボツ作品の紹介も興味深かった。
作品がもっとも映えるのは、作品を青空などを背景にしたときで、実物とのギャップが大きい。
そうなると、写真を見るのと変わらなくなってしまう。
こうした展覧会に足を運んでもらうきっかけを作るには、”ここでしか見られない”みたいな仕掛けが必要で、ボツ作品の紹介は、なるほど、と思った。
ハロウィンをモチーフにしたのに、カボチャがいなかったという例…人の思い込みの強さというものを感じさせてしまう好例かもしれない。
問題なさそうに見えるが…
カボチャが入っていなかった
「これでイケる!」となった作品今日は偶然、作者本人のサイン会もあったようだが、前述のとおり、こうしたイベントを全国各地で、かなりの回数行われている。
そして、ミュージアムショップに大量の関連グッズが売られているのを見ると、作品の内容そのものよりも、つい商売っ気の強さを感じてしまう。
ADHDであると知った作者が、試行錯誤のうえで、ようやくたどり着いたのが、この葉っぱの切り絵だという背景を知ってしまっているせいか、作品が素直に入ってきづらくなってしまう。
ちょっと自分の捻くれているのかもしれないけど。