7809 展覧会「フランス近代絵画の巨匠たち」
5月1日は、さいたま市民の日でそれに関連して、さいたま市の文化芸術施設が無料になる。
ということで、そのうちのひとつ、うらわ美術館へ行ってきた。
開館25周年記念「笠間日動美術館コレクション フランス近代絵画の巨匠たち:モネ、ルノワールからピカソ、マティスまで」を鑑賞。
印象派のモネやルノワール、後期印象派のセザンヌ、象徴主義のルドン、野獣派(フォービズム)のマティスやルオー、エコール・ド・パリのシャガール、ユトリロ、レオナールフジタ(藤田嗣治)…
…といった、19世紀から20世紀にかけての、絵画運動の代表的な作家の作品を紹介している。
ある意味、“教科書的”な変化を見ることができるから、絵画の基本的を学ぶにはいいかもしれない。
ただ…

うらわ美術館には、撮影可能な作品のうち1枚だけ撮ってよいというルールがあるが、今回は「これは!」と思えるような作品には出会えなかった。でも、せっかくなので1枚を選ぶとしたら、こちらの、アルベール・マルケ《ポートのある風景》だろうか。
とても穏やかで、安心して?見ていられる作品だが、どうも彼は野獣派に分類されるそうだから、よくわからない。
さて、今回の展覧会は、笠間日動美術館のコレクションかによるものということで、銀座の日動画廊と関係があることは知っていたが、さらに、日動火災(東京海上日動)と関係があると思い込んでいたが、こちらの記事によれば、実は直接的な関係があるわけではないらしい。
画商を始めたものの当時はまだお金のなかった祖父に、日本動産火災保険(現在の東京海上日動火災保険)の当時の社長が、銀座にあった本社ビルの1階を画廊を開く場として提供してくれたのです。
銀座の一等地ですから、賃料は相当高かったはずですが、社長は「家賃は売れたときに返してくれたらいい」と仰ったそうです。
しかも、絵が売れないときには、上の階にある社長室からお客さんを連れて降りてきてくださったり…。
恩義を感じたこともあって、日本動産火災保険から「日動画廊」と名付けたのです。
このエピソードからも、人と人とのつながりの大切さを感じます。
なんだかいい話にまとまっているが、もしいま同じようなことをしたら、それこそ関連と思われるような名前を名乗るなと、訴えられるのは間違いないだろう。

