7432 アメリカ山からイタリア山へ
予想以上に並んでしまったため、朝食がちょっと遅めになってしまったが、宿を出発して、山手付近を散策する。
かつてアメリカ公使館予定地となっていたことや戦後にアメリカ軍に接収されるなど、アメリカにゆかりがあることから名付けられたという「アメリカ山公園」へ。
最初、こういった名前の“山”があるのかと思ったら、そういうわけではないようだ。
元町・中華街駅に直結するビルの上にあるので、付近が一望できる。
続いて、山手資料館へ。
建築されたのは1909年(明治42年)で、横浜市内に残る唯一の「和洋折衷住宅」木造西洋館という。
元は別の場所にあったものらしいが、こちらへ移築されたらしい。
内部も無料で公開されていて、この建物が現役で使われていた様子などを知ることができる。
![外国人墓地](https://i0.wp.com/www.ronworld.net/blog/archives/img/2024/05/240503-34.jpg?resize=240%2C180&ssl=1)
外国人墓地を横目に見ながら散策。著名人も多く眠っているそうだが、長崎のお墓を思い出す雰囲気。
十字架や棺桶そのままを模したような墓石もあって、いろいろユニーク。
道路から覗いても、とても興味深い。
”墓マイラー”として、ちょっと散策してみたくもあるが、それは、またの機会に。
![先日の旧朝香宮邸を思い出す](https://i0.wp.com/www.ronworld.net/blog/archives/img/2024/05/240503-37.jpg?resize=240%2C180&ssl=1)
山手聖公教会(1931年)とベーリック・ホール(1930年)は、今朝見て来た旧根岸競馬場一等馬見所と同じJ・H・モーガンによる設計だそうだ。
ベーリック・ホールは、現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物だという。
建設された時期が近いせいか、どこか旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)のような雰囲気がある。
このあたりは、本当にたくさんの見どころがあるが、どこも基本的に無料で見学できるのは、嬉しい。
「イタリア山庭園」へ。
こう呼ばれているのは、かつて、ここにイタリア領事館があったことに由来するという。
地図で見たら起伏の激しいところを通るかと思ったが、思ったより歩きやすかった。
日差しは強めだが、湿度は低く、今日はとても歩きやすい。
それでも、それなりに歩いてきたこともあって、くたびれてきた。
少し休んでから、早目に帰路につく。