7220 朝の渋谷を歩く
今日は特にどうしても…というわけではないのだけど、ふと、渋谷駅に来てみた。
駅構内も相変わらず工事が続いている。
来月18日に山手線外回り、19日に内回りを終日運休させた工事も控えている。
駅構内は乗換客も多く見かけたが駅前は、まだ朝早いということでまばらだ。
スクランブル交差点を渡る人も少ないが、外国人観光客はけっこう多い。
東急百貨店本店は、閉店日に訪れたとき以来だろうか…。
だいぶ解体が進んでいるようだ。
底からちょっと脇に入った道を進んでいくと、くねくねとした道が続いている。
宇田川の暗渠のようだ。
まっすぐ先が見通せない道路は、人工的な街のなかに残された自然…というちょっと不思議な感覚を覚える。
しばらく行くと、”いかにも暗渠”という遊歩道というところに出た。
宇田川の暗渠は続いているようだったが、渋谷駅の方向に戻ることにする。
このあたりの住所である宇田川町は、もちろんここを流れていた宇田川に由来するが、そのすぐ隣は、高級住宅街で知られる松濤。
ここはまさに、その1丁目1番地だった。
そして、その場所にあったのは…
いわゆる、”旧統一教会”の本部だった。
おりしも、今日は統一教会の解散命令が諮問される日かもしれない…というニュースを思い出した。
…と、その瞬間、新聞記者の方に声を掛けられた。
近所を歩く人たちの意見を聞いている…とのこと。
この場所に縁もゆかりもない自分の意見を伝えてもあまり意味がない気もするが、どう思っているか尋ねられたので「宗教の自由の観点から見ても、統一教会の問題を考えれば解散命令はやむなしだと思うが、こうした動きのきっかけが、“テロ行為”によるものであったことはそれ以上に気になる…という点について話をした。
統一教会の問題点はいろいろあるし解散命令もやむを得ないところもあるだろうが、さらに気になるのが、こうした動きのきっかけが、“テロ行為”によるものだという点だ。
早朝なので、当然ひっそりしている。
その奥に、宮下公園がある。
まるでビルのような宮下公園だが、正しくはMIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)という複合施設で、屋上が宮下公園という感じのようだ。以前からどんな感じなんだろうと見てみたいと思い続け、今日ようやく足を踏み入れることができた(お店はやってないけど)。
開業したのは2011年だそうだが、10年以上も経っていたことにちょっとびっくり。
何の気もなしに渋谷にやってきたが、ちょっと歩くだけでも、いろいろな発見があって楽しかった。今日目にした風景も、あっという間に変わっていくのだろう…と思うと、なんとなく、一日一日を大切にしよう…なんて、ちょっと崇高なことを考えてしまったりする。
次回は渋谷の南側のほうも歩いてみたいと思う。