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注目を集めていたジャニーズ事務所の記者会見は、実に4時間以上にもわたって行われたそうだ。

軽く見てみた感じでは、やはり、あまり問題の重大さを感じていないのではないかという印象は残った。

ジャニーズ事務所の名称を変えないとする判断などがいい例だ。

記者会で、特に気になったのは、ジャニー喜多川の性加害を認識していたのかということについてだ。

まったく無関係な自分でさえ、ずっと以前から伝わってきているのに、当事者に限りなく近い人たちまで、同じレベルの情報しかないなんてあり得るだろうか?

誰もが「本当にそうなの?」とおもってしまう話だが、全員が「知らなかった」ということになっていた。

なんとしてでも「知らなかった」ということで通しているように思えてならなかった。

知らないわけがないのだ。

「知っていたけど、どうしても言えなかった」とするほうが、よほど正直な気がするが、そういえない事情があるのだろう。

どうしても他人事に聞こえる
どうしても他人事に聞こえる

今夜のnews zeroでは、キャスターとして出演している櫻井翔が、なぜかインタビュー形式で、今日の記者会見について答えていた。

こちらは、もっと表面的な内容に終始していた。

やっぱり他人事なのだということを強く印象付けられた。

そして、今回の、もっとも重大な問題として考えるべきは、ジャニーズ事務所より、マスコミの責任についてだ。

結果的にマスコミが、ジャニー喜多川の犯罪の隠蔽に加担し、まさに“共犯”関係にあったといっても過言ではない。

このニュースを伝えるマスコミは、“当事者”でもあるはずなのに、やっぱりどこか“他人事”のように見える。

Posted by ろん