2935 石洞美術館

博物館・展覧会,芸術・デザイン

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京成線千住大橋駅から徒歩数分のところにある。

“濱田庄司とその系列”という企画展の名前は、ちょっと変わった感じ。濱田庄司という人は、今日のこの展示を見学するまで、まったく知らなかったが、昭和を代表する陶芸家なのだそうだ。1955年には、第1回の人間国宝に認定されている。

展示の中で、民藝運動を起こした柳宗悦や、イギリス人陶芸家バーナード・リーチなども紹介されていた。

特に、民藝という言葉は、柳宗悦によって、“民衆的工藝”という言葉に由来した造語であるという事実は初めて知った。

作品を作る工程の“流し掛け”が。わずか15秒とあっけないという話をしたところ、濱田庄司は、60年掛かって培った技があってこその15秒ということだという意味で、「15秒と60年」と答えたというエピソードは、なるほど…と感心。

館内は撮影禁止なので紹介できないが、決して広くない展示スペースだけど、立体的な螺旋状になっていて、ゆっくりじっくり見学できるのはいい。ただ、陶芸はまったくわからないので、初心者にも興味を持ってもらえるような配慮…たとえば、見どころみたいなものを紹介してもらえると、より楽しめたと思う。

Posted by ろん