3304 いったい誰のため?
菅首相の退陣表明を受け、民主党代表候補に何人も名乗りをあげている。
これまでも何度となく書いたが、こんなに難しい状況において「我こそは!」と首相になりたいと思う人が何人もいるなんて、すごいことだと思う。
あまりの責任の重さ、あまりの大変さに、誰も候補が出ない…なんてことがあるんじゃないかと思うときがある。
ダチョウ倶楽部みたいに、「じゃあ俺が…」「イヤ俺が…」そして最後は「どうぞ、どうぞ!」と強制的にやらされるような、そんな役回りになってしまうんじゃないかと危惧してるのだが、当分は杞憂に終わりそうだ。
そして、今度の代表選の争点が、いつのまにやら、大連立をするかどうか?というのとになってしまった。
いやいや、争点はそこじゃないでしょう?
連立しなければ政権を維持できないというのなら、解散してほしい。
同じ民主党内だってまとまめきれない意見が、どうして野党ならまとまるというのだろう?
一方、同じ民主党内では、大連立に反対しているという声もあるようだが、この理由が「マニフェスト(政権公約)が骨抜きになる」ということのようだ。
うーん…
結局、マニュフェストは、ほとんど実効性のないものだったことが明白なのに、いまだにマニュフェストを遵守しないといけないと考える人がいるというのは、いったい、なんのために国会議員になって、誰のために働いているんだろう?…って、思ってしまう。