6627 パタパタ雑感
昨日、京急川崎駅のパタパタを見てきたが、かつて撮影したパタパタの写真がないかな…と探したら、2枚出て来た。
1999年4月の大宮駅で撮った”パタパタ”。
種別も行先表示も今となっては貴重で、黒磯行きは、次のダイヤ改定で消滅してしまう。
もう1枚は、2003年4月福岡空港で撮った”パタパタ”。
YS-11にどうしても乗りたくて、徳島出張に合わせて、当時YS-11で運行されていた福岡-徳島便に乗るため、わざわざ福岡空港迄行ったのだ。
どちらも、なんとなくは、いつかはなくなるだろうな…と思っていたが、当然ながら、今回のようにありがたがって撮ったわけではない。
そりゃあ、20年も経てば風景は変わってしまうだろう。
こうした装置の目的やメンテナンスのことを考えたら、置き換えられるのも当然といえば当然だ。
実際、昨日の京急川崎駅でも停車駅のランプがついてなかったが、モーターやスイッチなど物理的に稼働するところが多いから、故障も多くなるはずだ。
それに、行先や種別、追加で必要な情報なども、変化があったらセットしないといけないし、現在の運行情報など最新情報の表示は無理だから、LEDや液晶モニターに置き換えられてしまうのも無理はない。
それでも、”パタパタ”がおもしろいと思うのは、やっぱり、目的の行先や種別を表示するために”パタパタ”と音を立てて変わっていく様だ。
もちろん表示する側としては、その過程を見せる目的はないし、急いで確認したい人にとっても、そのパタパタと変化する時間は、もどかしいと感じてしまうかもしれない。
でも、時間があって、気持ちにゆとりがあるときだと、この”パタパタ”と変わる様子も楽しく見られる。
当然ながら、表示器にセットされてない表示はできない。
だから、最初からいろいろなことを想定してフラップがセットされているから、本来あり得ない行先とか案内が、ちらっと見えるだけでも、妙に嬉しくなってしまう。
”パタパタ”と変化する時間を、”ゆとり”と見るか”無駄”と見るか…かなぁ…。