[社会の窓]温泉時間
四万温泉から帰ると、それなりに楽しかったけど、今回も、ちょっと複雑な気分だった。
先述の通り、ふだん疲れてるせいか、すぐに眠くなり、かなりの時間をただ寝て過ごしてしまったからだ。
それはそれで価値のあることなのかもしれないけど、20時過ぎくらいから眠くなってしまって、朝まで寝てしまっては、「温泉宿で過ごす」という感覚を味わうことがあまりできない気がしてしまう。
昨日、食事ができる場所を探しに温泉街を歩いていると、誰も人がいなかったせいもあって、のんびりとした時間が流れている感じがしたのを思い出した。
重要文化財に指定されている、積善館などは、慌ただしさとは無縁のたたずまい。
ふだんの過ごしている時間ではなく、”温泉時間”というものがあるような…。
あぁ…もしかして、僕は、”時差ボケ”を起こしたのかも…なんて。
しっかり温泉を楽しむには、ただ疲れて寝てしまわないように、ふだんの生活から、あらためておくことも大切なのかもしれないなぁ…なんて思った。