6453 謎の貼り紙

誰が何の目的で貼ったのかわからない貼り紙があるというニュースがあったのを思い出した。
少し前のニュースだったし、この時点でだいぶ剥がされてしまっていたらしいが、ちょうど歩道とは逆側の柱に貼られていたために、“生き残った”ようだった。
それにしても、この貼り紙のなんと不気味なこと…。
何かを主張するわけでもなく、ただ金額を伝えるだけ…という。
もうそれだけで、この貼り紙の目的は達成しているということだろう。
これほどの金額でもないかもしれないが、たしかに、協力金でコロナ前よりも相当儲かった飲食店が存在するのは事実のようだし、飲食店には協力金が継続して支払われた一方で、納入業者に対する支援はどこまでできたのか…といったところもよくわからない。
飲食店だって、協力金ではどうすることもできず、店を閉じざるを得ないところも多かったと聞く。
これまで経験したことのない事態が起きたわけだから、最初の制度設計が適切でなかったということもあったと思うが、今後のことも考えて、あらためて協力金の制度について考え直してもいいんじゃないかとは思う。
こういうことを考えるきっかけとしては、この貼り紙の効果はあった…のかもしれない。