4244 屋上観覧車とキッチンカー
かつてはあちこちで見られたデパート屋上の遊園地は、その数を急速に減らしている。
屋上遊園地のシンボルとも言える、観覧車にいたっては、全国で2カ所らしく、川越の丸広百貨店と、蒲田の東急プラザだけ…らしい。
この蒲田の東急プラザの屋上観覧車は、今年3月から営業を中断していた。
当初、撤去も想定していたというが、これまで46年間も地元のシンボルとして親しまれていたということもあって、リニューアルオープンにあわせ復活。
駅からハイキングのついでに寄ってみた。前回寄ったの2010年3月だから4年半ぶり。

さっそく観覧車を見てみる。やっぱり、その存在感はしっかりあった。

観覧車も興味深いが、その前に並ぶ、小型のキッチンカーにも注目。
先日、日経アーキテクチャの記事を読んだばかりだったので、ざっくり要点を引用すると…
東急プラザのリニューアルにあたり、店舗の設置が計画された。
しかし、屋上に新たに店舗を作ると、法律上⼀般階とみなされ、非常用エレベーターの設置が義務づけられてしまうことから、よほど利益が望めない限り、常設の店舗を作ることができない。
そこで、調理ができるキッチンカーを屋上に持ち込むというアイディアが考え出された。
なるほど、自走できるキッチンカーであれば、常設の店舗とはみなされない。
が、事はそう簡単に進まない。
キッチンカーを重機で屋上に持ち上げるとなると、移動できない常設の店舗と見なされるという東京都の見解があったそうだ。
そこで考えられたのは、なんと、エレベーターに乗る自走キッチンカーという発想。

こうしてエレベーターサイズに合わせた超小型のキッチンカーが開発された。
ナンバープレートも取得し公道も自走できる。
かわいいキッチンカーの誕生の経緯を知ると、なんだかとても楽しい。
ECOライドという遊具?は、なんてことはない、自分で漕ぐか押してもらって動かす乗物だから、エコなのだ。
ロゴは東急グループのものに似た感じだし、バスや電車をイメージした乗物もよくできている。


「風の丘」と呼ばれる、巨大なクッションのようなものに乗って遊ぶ遊具
これもある意味エコだ。