[社会の窓]果たして2週間後
新型コロナウイルスの感染者数は、前週比の減少が始まって、もう2ヶ月近く経ち、緊急事態宣言が終わってから、1週間以上経った。
久しぶりに通り抜けた、新橋の夜は、かなり以前の雰囲気に戻っていたが、まだ人で溢れかえるといった感じではなかった。

どの店も、それなりに混雑はしているようだったが、たいてい空席があって、まだ余裕はあるようだった。
客寄せをする人たちも目立った。
これまで、人々の行動の結果が2週間後の感染者数につながる…と言われてきたが、この状況はどういう結果をもたらすのだろう。
でも、こうした光景を見ると、実は直接的な因果関係はないんだろうな…とも思う。
もちろん無関係ではないが、こうした人出だけが感染者数の増加にはつながらない気がする。
2ヶ月ほど続いてきた感染者数の減少は、そろそろ止まるのは当然で、ふたたび増加が始まるはずだ。
そのとき、やっぱりこの人出が問題だった…みたいな、安易な結び付けはやめてほしい。
無理矢理理由をつけて解決した気になるのは、多くの人たちを不幸にする。