[社会の窓]コンビニの雑誌コーナー
先日「週刊文春」と「週刊新潮」は、電車内の中づり広告を終了するというニュースが伝えられた。
たしかに、電車のなかの視線のほとんどは、スマホに向けられて、広告に目をやる人はいないんだろうなぁ…とは察しがつく。
実際、両誌は、よりデジタル版に力を入れていくそうで、ますます“紙”の存在感が薄くなっていくようだ。
そんなことを意識していたせいか、今日コンビニに行って、ふと気がついた。

コンビニの窓際にあった雑誌の棚が、いつの間にか、かなり狭くなっていて、その空いたスペースには、シャンプーや消臭剤などが置かれていた。
あらためて思い返してみると、以前のように、コンビニで立ち読みしている人もいなくなった気がする(禁止されるからかもしれないけど)。
そして、売られている雑誌をチェックすると、やはりもう週刊誌的なものはあまりなく、目立ったのは、バッグや小物などの付録のある雑誌と、なぜかパチンコ雑誌だった。
前者はネットよりも実物で確かめたり、ちょっとした衝動買いを狙ってのことだし、後者はいわゆる“ネット弱者”向けだろう。
すでに、コンビニの雑誌売り場は、ネットに“対応”した状態になっていたのだ。
あらゆることで言えそうなのは「ふと、気がついたときには、世の中の景色はけっこう変わっている」…そんな気がする。