6379 激変の発表がお台場でも新宿西口でも
ヴィーナスフォートをはじめ、お台場パレットタウンの営業が終了するという。
もともと東京都から土地を借り受けての期間限定だったが、ついに営業終了ということになる。
ヴィーナスフォートは2022年3月末、大観覧車は2022年8月末に終了予定だという。
東京の観光ガイドには必ず特集ページが設けられるほど、お台場パレットタウンは、東京を代表する観光スポットで、いつも大変な賑わいがあった場所だった。
しかし、ここ数年は、以前のような賑わいはなくなっていたのは事実で、時間が経てばそれなりに飽きられてくるのは仕方がない。
もしかすると、以前から終了自体は検討はされてきたものの、インバウンド需要によって少し生きながらえただけだったのかもしれない。
ちょっと前には、小田急百貨店新宿店本館が、2022年9月末をもって営業を終了する予定と発表し、その跡地には、地上48階、高さ約260mの超高層ビルが建設されるとのこと。
着工は2022年10月以降、竣工は2029年度の予定という。
新宿西口は、それほどしょっちゅう行ってるところではないけれど、周囲はどんどん変わっても、ここの付近はずっと変わってなかったから無意識のうちに、ずっと変わらないような気がしていた。
西口広場とも一体となったデザインは、モダニズムを代表する建築家坂倉準三によって設計された建物だった。
この記事によれば…
この再開発について、松隈は「今回の超高層ビルによる垂直的な巨大再開発によって、西口広場も含めた、水平的な広がりのスケール感とバランスは大きく崩れ、坂倉がル・コルビュジエから引き継ごうとした『輝く都市』の精神は、跡形もなく失われてしまうだろう」と話す。
…とある。
完成すればずいぶんと様変わりした雰囲気になるだろう。
ちなみに、お台場のパレットタウンの跡地のほうは、2025年6月にバスケットボールなどで使用する多目的アリーナを中心とした新しい商業施設ができるそうだ。
多目的アリーナって…あまり用事はなさそう…。
お台場も新宿西口も、この数年のうちに、すっかり風景が変わっていくことになる。