6247 ある意味“興味深い”コラム
このコラムを、“興味深く”読んだ。
日本一長い駅名をパンフレットなどに記載するとき、長すぎて困っているということを聞いて、政府系法人の名前がどんどん長くなっているのを思い出したという。
このコラムの著者は、こう続ける。
それぞれの事情は察せられるが、それにしても自分たちの都合を外部に押し付けて何とも思わない、といういかにも親方日の丸的な考え方である。「シンプル」や「エコ」の逆さまであり、公的機関の無駄と非効率の象徴のようにもみえる。
長い名称は、公的機関の無駄と非効率の象徴に見えるという。
たしかに、長ったらしい名前は、いかにも“お役所的”なイメージはある。
けれど、役割を明確にすればどうしてもそうなってしまうものだろうし、長い名称自体、それほど困ることもないと思うのだけど…。
そして、長すぎる名前に簡単な解決策があるとして挙げたのは…
農研機構は、二十三文字の長い名前が正式名なのだが、事実上棚上げして、ホームページもこの四文字名の表記にしている。前述したもろもろの法人も「資源機構」「宇宙機構」「郵政支援機構」で、何の不都合もないだろう。
…と締めている。
実際のところどうなんだろう?と思って、それぞれの名称を確認してみると、農研機構だけでなく、それぞれ、JOGMEC、JAXA、郵政管理・支援機構…と、どの団体もそれぞれ略称を全面に出して、長い正式名称が問題になってるようには、まったく見えなかった。
もしかして、JAXAの略称を知らないとしたら、記者としてちょと恥ずかしい。
まぁ、もちろん知ってるのだろうけど、批判したくてうずうずしているために、思い出せないのかもしれない。
とても興味深い。
国に対して批判的な見方しかできない人からすると、まったく別の景色が見えてしまうということがよくわかるコラムだった。