[社会の窓]消えた猥雑さ
昨日の朝、ちょっと覗いた「日比谷OKUROJI(オクロジ)」
外から見ただけだったが、すっかりかつての“猥雑さ”が消えてしまった。
かつては、知らない人からしたら近づくだけでも躊躇しそうな雰囲気だったのに…。
うまく活用すれば収益を生むはずの場所をこれまで“無駄”にしていた…とも言えるわけで、関係者の立場からすれば、決していい状態ではなかったのだろう。
そこがこうして、経営的に期待できる場所となったわけだが、それと引き換えに、街歩き的な“面白さ”はなくなってしまった。
街歩きで、その場所独特の個性を見つけて「何故こうなってるんだろう?」と考えるのも、面白さのひとつだ。
この場所が、なぜ開発されずに、怪しい雰囲気が漂っていたのか…JR東日本とJR東海の権利関係や、1964年の東京オリンピックから続く歴史の上に成り立った結果であることがわかってくる。
部外者があれこれ言うことでもないし、すべては記憶の彼方だ。
もうちょっと落ち着いたら、また見に来よう。