[社会の窓]ハチ公にはどう見えているのだろう?
昨日、渋谷駅前のハチ公に特別なことが起きていると聞いて、実際に見てきた。
なんとも暖かそうな穏やかな部屋。そしてそこのベッドの上にハチ公が鎮座していた。
これが本当にいつものハチ公かと思わせるほど、いつもと雰囲気が違う。
よく、こんな発想ができるものだと、これを作ったアーティストを調べたら、シンガポールの「マーライオン」やニューヨークの「コロンブス像」など、実はこういった”本物”を部屋で取り囲むという作品をいくつも作ってきたらしい。
多少予想はしていたが、周辺は、かなりの人出。
ただでさえ、ふだんからハチ公の周辺は、待ち合わせの人たちでごった返しているのに、そのハチ公が、たった1日だけ、ふだんと違った姿でいるのだから、そりゃあ注目も集まるというものだ。
一緒に写真を撮るのに30分待ちというほど、賑わっていた。
少し離れたところからしか見られなかったが、なんだかいつも以上にハチ公の視線を感じたような気がした。
まるで、こちらの喧騒を眺めているかのように。
ハチ公が生まれたのが1923年11月10日。今年で生誕100年を記念したイベントの一環とのこと。