6047 会社に私物がなくなる日
今日は出勤だった。
出勤したら自分のいつもの席に座る。
しかし今後は、それも変わってしまいそうだ。
これまで、当然自分の席が決まっていて、出社したらそこに座り、打ち合わせや昼食など以外では、基本的にそこにいるというのが常識だった。
これまでも、そうした”自席”を廃して、自由に席を選択できるという”フリーアドレス”が試みられたこともあったが、なかなか定着せず、結局は元に戻ってしまうことが多かった。
しかし、このコロナ禍で、ついにその動きが加速することになったようだ。
ということで、この後、フリーアドレス化にむけて、徹底的に片づけをして事実上、私物がなくすように求められる状況となった。
本格的な在宅勤務がふつうになれば、会社に行くことの方が特別な用事となり、会社に私物があってもあまり意味がない状況となってきているわけで、当然の流れではある。
実際、私物を見てみると、…謎の文房具、過去の書類、交換した名刺といったもので、今後使うようなものなど何もないことに気づかされる。
ただ、まったく使ってなかった物でも、見ればいろいろと思い出は出てくるが、会社には置いておけないし、自宅に持って帰っておく場所もないし…。
かなり逡巡したが、これではいつまでも片付かず、帰る時間も遅くなる一方なので、もう可能な限り捨てることにした。
モヤモヤした気分ではあったが、その一方でスッキリとした気もしているのも事実。
コロナ禍は、日々さまざまな変化をもたらしている。