6041 勉強が"できる人"の勉強法
「勉強大好き芸人」の学習法が、再放送であるにもかかわらず大きな反響を呼んでいるのだという。
たまたま自分も見ていたので、気になって記事を見てみた。
まず注目されたのが、ロザン・宇治原史規(44)のノートの取り方。「(あえて)すぐにはノートを取らず、授業の理解に専念」や「気になる先生の発言をメモする」といった、京大芸人ならではの“質重視の学習法”に共感するコメントがネットに上がっていた。
番組を見ながら、違和感を思っていた場面だったが、共感する人が多いということに、さらに違和感を覚えてしまった。
たしかに、ここで紹介されている方法は、たしかにその通りだ。
ノートを取ることで勉強した気になるなんてことはよくある。
しかし、だからと言って、ノートを取らずに、“授業の理解”や“気になる先生の発言”をメモすることが難しいということになぜ気付かないのだろうか?
逆に、勉強のできる人にとっては、ノートばかり集中して取っている人のことが理解できない。
教科にもよるが、むしろ勉強ができない人は、しっかりノートを取ってもいいと思う。
自分で作ったノートで辻褄が合わないことや、あらためて自分が読み返したときに理解できない内容であれば、そこを再度勉強し直したり、先生に聞くポイントになるからだ。
勉強ができる人は、勉強ができる人の勉強法なのだから、できない人が参考にできるところは、それほど多くないと思った方がいい。