5791 トロッコ問題
この問題は大人でも難しい。
トロッコが進む線路の先が二手に分かれている。このまま進むと、横たわる5人を轢かれてしまう。レバーを引くと、トロッコはもう一方に向かうが、その先には横たわる1人を轢いてしまう。
トロッコにブレーキはついていない。あなたはレバーを引きますか、そのままにするか?
つまり「何もせずに5人が死ぬ」か「自分でレバーを引いて1人が死ぬ」のどちらを選ぶか?…という問題だ。
けっこう昔からある問題で、誰もが一度くらいは聞いたことがあるだろう。
これが、山口県岩国市の小学校の授業で出されたことで話題になっているという。
児童の保護者が「授業で不安を感じている」と小学校と市の教育委員会に説明を求めたという。
不安…って何だろう?
たしかに答えがないことだし、答えを出すこと自体不安だ。
そもそも、この問題は、そうした不安をどう考えるか?を問う思考実験であり、こういった問題は、常につきまとうし、避けては通れないのが人生だ。
このニュースに対する意見の多くは、こうした授業は大切で、親が繊細すぎるのでは…というものだったが、逆に否定的な考えも聞いてみたい。
自分が気づかない問題が隠されているかもしれない。
何となくではあるが、この保護者の言いたいこともわかるが、逆にネット上での主な主張を聞かせた場合、どう思うのかも合わせて聞いてみたい。