[社会の窓]どうしても今と比較してしまう
土曜日にたばこと塩の博物館に行くために渡った橋が、業平橋だった。
このあたりはあまり土地勘がなく距離感が掴めなかったのだが、本所吾妻橋駅からかなり近かったのが、ちょっと意外だった。
この橋は、いまは、とうきょうスカイツリー駅という、なんとも座りの悪い駅名に変わってしまったが、かつての業平橋駅の由来となった。
この業平橋たもとに、ちょっと古めかしいコンクリートの塊のようなものがあった。
古い橋の親柱かな…と思ったが、よく見ると「業平橋一丁目町会」と書かれている。さらにその右には、かなり薄くなっていたが、「オリンピック記念」とあり、その左は、「昭和三十九年元旦再建」とあった。
コンクリートの背面には筒状の凹みがあったので、国旗の掲揚塔のようにも見えたが、“再建”とは一体何だろう?
ちょっと時間がなくて詳しくは見られなかったが、少なくとも、町会の規模で、こうしたオリンピックを記念した大規模な事業があったのだ。
水上でも似たようなものを見つけたことがあるが、前回の“東京オリンピック開催”ということが、一般の国民にとってどれだけのインパクトがあったことだったを示す好例なのかもしれないと思った。
そして、東京で開催される2回目のオリンピックはどうだろう…?