5715 いじめをなくせない一端…

社会・政治・事件

いじめを苦にした自殺は後を絶たない。

それは、いじめる側といじめられる側だけの問題でなく、まわりの大人たちにも問題を大きくする原因があると思う。

岐阜市の中学3年生の男子生徒がマンションから飛び降り自殺したとみられる問題で、教育委員会が記者会見したことについてのニュースで…。

3日、岐阜市内の公立中学に通う3年生の男子生徒が転落死したとみられる問題で、男子生徒の担任は「クラスでのいじめ」が書かれたメモをシュレッダーにかけて廃棄していた可能性が高いことが明らかになりました。

なんとか隠蔽したいという思いが、こうした行動を引き起こすのは容易に想像できる。

仕方ないとは言わないが、ありがちではある。

僕が問題だと思うのは、教育委員会のこのコメントだ。

「担任が個人名が書かれた資料ということで、シュレッダーにかけて廃棄したと思われる。担任には隠ぺいの意図はなかったが、訴えの重みを軽くとらえていた。(メモの情報が)共有されていれば、防げた可能性が高いと思っている」(岐阜市教育委員会)

本当に「担任には隠ぺいの意図はなかったが」と思ってるのだろうか?

もしそうだとしたら、これこそが隠蔽しようとする空気を作ってるのではないか…と思えるのだ。

こうした一言は、いじめがなくならない一端のような気がしてならない。

Posted by ろん