5372 再開発された場所に隠された歴史
昨日は、新宿イーストサイドスクエアというところに行ってきた。
その名の通り、場所は、新宿の東にあって、東新宿駅直結。
かなり広い敷地だから、もともとここがどんな場所だったのだろうと調べて見たら、日本テレビが経営するゴルフ練習場だったようだ。
なぜ日本テレビ?
Wikipediaをはじめ、ネットをいろいろと調べてみたら、ここは読売新聞社主であった正力松太郎が、日本テレビ放送網の電波塔「正力タワー」を建てるための敷地として考えていた場所だったという。
「正力タワー」は、ホテル・オフィス・百貨店を持つ複合施設で、中心となるタワーの高さは、すでに竣工していた東京タワーの2倍近い550mとされた。
1968年(昭和43年)に起工式が行われるも、正力の死で実現しなかったそうだ。
もし正力がもっと長生きしていたら、東京はもっと違った景色になっていたはずだ。
でも、その違っているであろう景色には、なぜかあまり期待はできない気がするのが、自分でもちょっと不思議だ。