5256 吉野家 築地1号店
昨年で最後…と思っていた築地市場で過ごす年末の昼は、今年もやってきた。
実は、この何年か続けてきて、2度ほど「失敗」してきたのが、吉野家1号店で牛丼を食べるということだった。
失敗の原因は…
閉店が13時とやけに早く、毎回それを忘れてしまうのだ。
そんなこともあり、今年は忘れずに早めに築地に到着。
築地市場内は相変わらず混雑している。
店の前で店員が呼び込みをしている。
「吉野家1号店で移転前の思い出にどうぞ〜」とのこと。
まさに僕がそうだ。
待っているお客さんがいないので、そのまま店内へ。
予想通りそれほど広くない店内で、オヤジたちが牛丼を食べている。
吉野家1号店ではあるが、これといって特別な感じはない。
ただ、ちょっと「あれ?」と思ったことがあった。
お客さんの多くが市場関係者っぽかったが、そのほとんどが、つゆだくを頼んでいたことだった。
お店が狭いので、箸の入ってる箱に手を伸ばすことも難しいためか、背中側の壁にも箸箱があって、そこからも箸が取れるようになっていた。
牛丼は、いつもので、これといって特別なものではない。
以前、BSE問題が起きたとき、ごく一部の店舗と創業店である築地だけが、例外的に国産牛肉を使っていたことがあるが、それも10年も前のことだ。
特別な存在としての築地店だが、豊洲への移転することが決まっているようだ。
でも、特別感は移転によって失われてしまう気がして、ちょっと残念。